南原地区の地域活動に関する情報を提供します。
富士山・箱根連山や丹沢・大山の峰々を西から北に望み、金目川、鈴川、渋田川の流れは、四季の彩を競い、川面は野鳥が戯れる野趣ある地域。古くは、砂州・砂丘地帯、弥生時代の集落遺跡が発掘され、16世紀以降営みの発展を得て、南原村の誕生は室町に遡ると言われている。 中原御殿から善徳寺を経て渋田川に至る路は江戸時代の主要道と言われ旧道の面影も伺え、また、南原の中心を通り平塚市西部地域に至る道路は市道20号線として主要道路となっている。 南原村は明治22年(1880年)に中郡大野村南原となり、昭和19年(1944年)に大野町南原に、昭和31年(1956年)に平塚市南原となる。町名は上町、横宿、鍛冶町、東町の名が古く、発展に伴い東町から向原、上町から土手新町が分離誕生した。昭和18年(1973年)~同62年(1987年)に1丁目から4丁目と住居表示が変わったが、町内会・自治会の名称は生活に密着した名前を使用している。のち、1丁目に集合住宅が建設され、ルネ自治会が誕生し、7単位自治会となり、世帯数2,137、人口4,995(2019年11月推定値)。 地域の浄土宗・阿弥陀如来像を本尊とする南原山永琳院善徳寺(安土桃山時代の元正2年・1574年開山と言われる)は、中原御殿の裏門を三門として移設したといわれ、鎮守諏訪神社(江戸時代の京保元年・1716年)村持社として創建され、2018年300年記念事業を行っている。路傍には道祖神、石祠、船地蔵、水神祠等を保存する。